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【お笑い】金属バットという漫才師

金属バットという漫才師はご存知だろうか。

私は遅まきながら先日2018年M-1の3回戦の配信を見て知ったのだが、

去年のランジャタイに引き続き私の中で金属バット旋風が巻き起こってるので

如何にもこうにもいられず今書き起こしてしまってるのである。

 

とは言え、お笑い好きの間では密かに名が知られているようなので、

何を今更、という感じもしないでもないが…。

 

金属バットのお二人は大阪の堺市出身とのこと。

私も一度堺市へ行ったことがある。

古墳の街である。ローカルな電車に乗った。

 

……と、そんなことはどうでもよくって、

なんと言ってもまず見た目のインパクトが

凄いのである。

 

見た目のインパクトがすごい

ツッコミの友保サンはすごい。

腰まで届きそうなほどの長い黒髪。

パッツン前髪。

やせ細った頬、大きい目、尖った鼻。

出っ歯。猫背。

どうだろう。こんなに特徴溜め込まんでも、

というほどのインパクトである。

私は初め、ゆらゆら帝国のベース亀川千代が漫才しているのかと思った。

しかし、よく見れば見るほどかっこよく、

そして可愛らしく見えてくるから不思議である。

 

ツッコミの小林サンは、友保サンのインパクトが大きすぎるので

少々薄くなりがちだが、坊主でおでこの真ん中あたり、

眉と眉の間くらいにできものがあり、まるで仏のよう。

話し方もおっとりしてて、

小林サンの「あの〜さ、」から2人の世間話のように漫才は始まるのである。

そう、まさにそれこそが金属バットの至高、世間話のようなしゃべくり漫才である。

 

世間話のようで、そうではない、しゃべくり漫才

私が一生のうちで一度もお友達にはなれなかったであろう、

工業高校卒業の後、土木系のお仕事か、

工場で何か物を作るお仕事に励むその辺の兄ちゃん達の、

世間話のようでいて世間話のようではないお話を

目の前で聞いているかのような漫才なのである。

それは最高にかっこよくて面白い。

 

設定はプリクラとか、九九とか、無人島とか、

生きてりゃ普通に知ってたり出会ったりするものが対象。

ボケはびっくりするほど現実ではあり得ないボケっぷりなんだけど、

何故かリアリティーすら感じる。

そんなあり得ないけどあり得るように思えるボケに対して、

「え?え?おまえ大丈夫か?」と、相槌を打つように、

相方を心配するようにツッコんでいくのだが、

ツッコミがただただ上手い。私を金属バットワールドへ引き込む。

 

そして、引き込まれたと思った途端、唐突に、

ぶっきらぼうに、漫才は終わるのである。

 

え、終わったの?もやもや…もう一回見ようかな…

 

という風に金属バット沼にハマるのである。

なんでかって言うと、

終わり方がばちぼこかっこいいのだ。

 

終わり方がかっこよすぎる件

言ってもオチはほぼほぼない。

だけど終わり方がかっこいい漫才師って、今まで居ただろうか。

あ、川西さんのもうええわがあったけど、そういうのとはまたちょっとベクトルが違うような気がする。

とにかく、漫才しているところが

"さま"になっていて、漫才しているところが"かっこいい"

アーティストの顔がどうであれ楽器弾いてるところが

かっこいいのと似ているのかもしれない。

 

そう考えると金属バットは漫才界のゆらゆら帝国だろうか。

雰囲気もアングラ感も似ている。

ゆら帝が邦ロック好きなら誰でも名前は知ってる存在のように、

金属バットもお笑い好きなら誰でも名前は知ってる存在になり得そうだ。

漫才師を辞めるとき、「自分の中の面白いものを完全に出し切ったんで」

とか言って辞めそうでもある。

 

でも私的にはこのまま、いとしこいし先生くらいまで漫才続けて欲しいので、

やっぱり出し切ったなんて理由で辞められては困るのだが。

 

 

 

ここで最後に私が好きな漫才の終わり方を。

 

仏だけに、放っとけ。

うぇい

ホットケーキ

うりゃぁありゃぁしたー

 

 

そんな金属バットは12月2日、M-1敗者復活戦でお目にかかれるとのこと。

是非。

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※面白い、かっこいい、かわいいなど諸々の表現や感情は個人の見解ですのでね。お手柔らかに。