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主にお笑いレポ。無知なくせにすみません。

【お笑い】トークライブ「ランジャタイのやるなら今しかねえ」

2020年1月26日(日)ハイライフプラザいたばしにて行われた「ランジャタイのやるなら今しかねえ」に行ってきました。初めて行ってきました。

 

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「行こう」と思ったきっかけは、まず1つ目に私が今無職で時間がたっぷりあること。2つ目に去年のM-1で若手無名が飛躍していくところを見て、“心の中で応援しているだけじゃダメかも、ちゃんと応援している人を自分の目で見てお金を落とそう”と思ったこと、です。

 

当日、∞ホールにて別のお笑いライブを見た後、埼京線に乗り板橋駅へ。18:30頃板橋駅に到着。その前まで新宿やら渋谷やらにいたから、板橋駅の前の雰囲気がとても暗く感じた。少し歩いてもっと暗い道へと少し進むとそこに「ハイライフプラザいたばし」が現れた。どう見てもお笑いライブが開催される場所ではない。…老人会とか、地域の選挙投票場所といったような雰囲気。
2階で行われるので階段に並ぶ。
階段で並んでるとサッと目の前を国崎さんが階段を駆け上がり通り過ぎた。並んでる客はまるで気付いていないかの如く誰も「わ」とも「きゃ」とも言わない。そのあと伊藤さんも来てサッと階段を駆け上がった。誰も「お」とも言わない。これが東京か!(違う)
ランジャタイの「トーク」と「漫才」を見に来ている客達。なんだかいいなぁと思った。よく、マイナーな人のライブに行くと思うことだが、ここにいる人たち全員がランジャタイが好きなんだと思うと、なんとも不思議な気持ちになる。ここにいる人達全員と友達になりたい気持ちというか。私の周りにはいないので。
ランジャタイのトークは本当に面白かった。国崎さんはお話自体面白いけど、やっぱり動作が面白いので、ラジオとかだと伝わらないというか、トークライブだからこそその良さがあるなぁと思った。
印象に残った話はR-1の2回戦に現れる謎のおじさん客の話、3回戦はエンジョイ組落とされる話、グッズ作る話で伊藤さんが「手ぬぐい」を「おしぼり」と間違えて言ってしまい、ランジャタイのファンだけは小さいタオルを掲げるようにしたら面白いよねって話、相方の良いところの話で伊藤さんが国崎さんの良いところつらつらと述べるのに国崎さんは伊藤さんの良いところ「髪型」としか言わなかったところ、それに対して伊藤さんが自分で自分を褒めだすところ(笑 客が全員国ちゃん目当てだと思ってるらしかったけど、当然伊藤さんのツッコミありきだってこと、誰もがわかってる)あとは、カラオケのネタが思い出せない話からのカラオケのネタを思い出しながらやる漫才「カラオケ」
カラオケのネタが思い出せないところから、思い出しながらやる「カラオケ」は最高だった。こんな貴重な漫才見れてよかった。てきとーに見えててきとーじゃないこと、てきとーに見えてやっぱり台本がないからてきとーなところ、、その曖昧で曖昧じゃないのがランジャタイの漫才なんだってこと、凄く実感できた。イルカが歌うのはカラオケのネタだけど、イルカを持って牛丼屋に行くのはカラオケのネタじゃない!とか、実際客からしたらどっちでも良いんだけど、そこはちゃんとしてるというか…彼らにしかわからない感覚というか。


埼京線に乗り板橋から新宿に向かう帰りの電車の中で、本当に行ってよかったなぁという感覚がじわじわと体の中染み渡った。お笑いが好きな人たちの中では確実に名前が浸透しているけど、テレビでしかお笑いを見ない人からは全く無名の、売れると売れないの狭間にいるランジャタイ。これから彼らは本当に売れるのかなぁ。こんなに面白いのに笑いを生業にして生きていけないなんて世の中は本当におかしいし悔しいから、心の底から売れてほしい!って思う一方で、このなんとも言えない狭間にいる彼らをずっと見ていたいような曖昧な気持ちになったりする、、

東京に住んでたら毎回行きたいな~って思ったけど、この行きたいけど行けない距離感で見ているくらいなのもまた良いのかもなぁと。私はまた密かに心の中で応援し続けて、いつか地元に彼らが来てくれたらいいなぁと願うのです。

 

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